緑を創る会について

近年の急速な市街化、コンクリート・合板の建物の増加に象徴さ物を作る時代から、人間を主とする自然を生み出すものの時代へ、いままでの古いものを一掃し新しいものを作る時代へというこれまでの考え方から、人間を中心として自然とともに生きる時代への移行が叫ばれ始めました。市街地の緑は減少し、地表部では十分な緑を設けることが難しく、緑の創出の推進が十分であるとはいいがたいものです。

数年前から川口市では、夏の間だけ緑のカーテンのポスターを張り出していますが、県や市のいう「緑豊かなまち」になりつつあるとはいえません。緑は、光合成・都市の緑の創生・気温湿度の調節・虫や小動物の育成などとても大きな価値を創造する自然の生き物です。私たちは、もっとまちの中に緑を取り入れていくことが大切だと考えています。そこで私たちはゴーヤ(にがうり)の植栽がよいと判断し、平成20年からその生育に努めてきました。住宅・マンション・小学校・企業とその面積を広め、私たちの街を緑いっぱいにいたします。

種を植え芽が出て幹になり花が咲いて実をつけ収穫する、この起承転結は当然人の一生にもあてはまります。私たちはますます増え続ける高齢者に目を向けました。身軽になり人の世の枷(カセ)が取れてからの人生を、穏やかにしかし志を高く持って過ごしたい人たちの集まり、潤いのある優しさにあふれた、もう一度皆で夢を見たい人たちの集まる、いわゆる老人ホームとは一味も二味も違った『新しい住まい』をと考えました。

今までいろいろなキャリアを持って仕事をしてきた人たちや子育てを終了した人たちとともに、その貴重な経験を地域に還元しながら生活していく、安心で安全でしかも快適な暮らしを地域と一体となって提供していきます。さまざまな仕事を持って地域のコミュニケーションの輪を広げ、豊かな地域を創る民間の拠点として『新しい住まい』は存在するのです。私たちはこの家を『新しい住まい』と名づけました。孤独死、虐待、引きこもりなどなど暗いことの多い日々ですが老年時代を潤いある優しさにあふれた『新しい住まい』で過ごす新しい高齢者社会を目指します。そして私たちは枝を伸ばして大きな樹になりたいと望んでいます。

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